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明るい出版業界紙

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誰でも読める出版業界紙です。出版業界のおもしろい取り組みやインタビューを中心にアップしていきます。本に関わる方はもちろん、業界以外の方に広く親しんでもらえたら嬉しいです。リリース… もっと読む
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#明るい出版業界紙

明るい「出版業界紙」をnoteで始めます

少し前に、ライツ社の営業がこんなことを言っていました。 なんでニュースには、出版業界の悪い話しか出ないんだろう?  「出版不況」「書店倒産」「物流危機」etc...。 こんなニュースばっかり見てると、なんだか「本は終わった」みたいに感じてくる。ぼくは、書店が好きなのに。本が大好きなのに。明るいニュースだっていっぱいあるのに。 そう思ってる人はきっと、たくさんいるはず。 このままじゃ、本をつくりたいとか、書店で働きたいとか、そもそも本を読みたい、本に関わりたい、という

職場体験の中学生と一緒に取材したら図書館の熱い部分が見えてきた

職場体験、みなさんはしたことありますか? 中学生のときに近隣の企業でお仕事体験をさせてもらうやつです(ライツ社のある兵庫県では「トライやる・ウィーク」という名称)。 実はライツ社にも、市内の中学生が職場体験にきてくれました。 編集や営業のお仕事を体験してもらうなかで、一緒に「明るい出版業界紙」の取材も体験することに。 向かったのは「Library of the Year 2021」 優秀賞・オーディエンス賞を受賞したあかし市民図書館です。 この日のスケジュール 9時 

「超有名作家さん」は禁句。そんなことは知らない人には関係ないんですよね_TikTokけんご@小説紹介

どの書店に言っても目にする「TikTokで超話題!」の帯が巻かれた本。とある小説の大ヒットに出版社も全国の書店も沸いています。 というのも、TikTokの人気のクリエイターけんご@小説紹介さんが『口紅に残像を』(著 筒井康隆)を紹介した動画の再生数は740万回。初版1989年の小説が30年越しに11万5000部重版のメガヒットとなりました。これに限らずTikTokの紹介から多くの本が重版されています。 今回はけんごさんがどうやって動画制作をしているのかを聞くため、あえてT