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春の庭で過ごす|平屋私庭日記#40

暦も4月に入り待ちに待った春がやってきた。この2週間ほどでソメイヨシノなどが咲き始めたし他の植物たちも一斉に活動を始めた気がする。みんなで花見に行きたい気持ちもあるけれど、休日は平屋の庭でじっくり過ごしています。今回は平屋の春のお話を。

春が来た

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今年の冬は暖冬で暖かかった分、春がやってきてもそこまで嬉しく思わないかなと思っていた。けれどいざ植物が動き出し身体も少し薄着で動きやすくなってきて、春の始まりを感じるとやっぱり嬉しくなってくる。

庭で過ごすなら春が一番楽しいと思う。日々変化する植物たちを眺めながら、僕は開花していく植物に合わせて人工授粉してまわってる。

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「しっかり受粉できますように!」と願いながら耳かきの裏でポンポンなでていくのが、この時期の朝晩の日課になってる。

人間界は慌ただしく流れていくけれど、この子たちにはそんな事はまるでお構いなしに自分のやるべきことを着々と進めていく。
世論でそわそわ浮き足立つ僕も、この庭では別の時間軸を過ごすことができているように思う。

虫の到来

先日、図面を描いている息抜きにコーヒーを持って庭に出た。
何か変化はないかなと植物たちを眺めていると、サクランボの花に虫が寄ってきているのを見つけた。

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「そうかぁ、虫がきていないだろうから僕が人工授粉を手伝ってあげなければと思っていたけれど、ちゃんと虫が来ているのか」と少し嬉しい気持ちになった。

この時期にこの庭で虫が媒介している姿を見たのは初めて。そういえば今までは勤め人だったので平日の昼間の庭で過ごす時間なんてなかった。もしかすると今までも虫たちが日中に受粉を手伝っていてくれたのかもしれないなぁ。でも人工授粉も少しは媒介に貢献できているはず!

生けたサクランボの枝

そういえば、玄関に飾っていた切り枝のサクランボの花が散り始めたなと思っていたら、なんと実がなっていることに気がついた。

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生けた枝からは花が咲くのはわかるけれど、まさか実がなるなんて、、

この子はどこまで育つのだろうか?赤く熟すのかな、そもそもどうやって受粉したんだろう?枝先で切り落とされているのにここまで単独で動けるってどういうことなんだろうか、。植物は関われば関わるほど、知らない魅力が増えていくなぁ。

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最後に

春の庭で過ごすと発見がたくさんあって面白いしカメラ小僧になってしまう。咲き始めたブルーベリーの花なんて毎年写真に収めているのに、今年もついつい撮ってしまっている。一年ぶりの再会に本能的に喜んでいるのかもしれないなぁ。

今シーズンの平屋の植物たちはどんな成長を見せてくれるのか、楽しみで仕方がないなぁ。

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定点写真# 40。今年のラズベリーはたくさん花を咲かしてくれている。これは大量収穫が見込めるなぁ。無事に収穫まで持っていきたい!※妻が高知にできるギャラリーの立看板を製作中、こういう作業ができるのも庭の醍醐味の一つですね

園園. 庭師 中山智憲

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  • 61本

ライツ社の周りにいる、普段は作家でもなんでもない(でもとてもおもしろいことをしている)みなさんの記事を連載。 2018年12月現在の連載タイトル ・「世界のお菓子(食)を巡る旅」菅野つばさ ・「平屋私庭日記」大阪の若手庭師 中山智憲

コメント (2)
庭っていいですよね。(●´ω`●)
ありがとうございます。いつもと変わらない風景にホッと一息。
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