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独立して半年|平屋私庭日記#43

造園業として独立してあっという間に半年が経過した。何も持たず身一つで始めたけれど、ありがたいことに何とか生き延びている。今回はこの半年のことを振り返りたい。

庭師の独立

造園業で初代独立は難しいと散々聞かされてきた。独立から半年が経過してその言葉の意味が本当によく分かる。僕も妻も他県からきたよそ者。だから親戚も家族も土地もないこの地でやっていくには越えなければならないハードルがいくつもある。

僕の地元石川県なら簡単に手に入ったであろう土地が、この大阪では無理なぐらい金銭的に難しい。そして造園業はとにかく道具が無いと出来ない作業が多いし、その道具一つ一つがべらぼうに高い。初代としてハードルを一つ一つ飛び越えていくにはカナリのお金と時間がかかるなってシミジミと体感しています。

しかし、良い面でもたくさんあって初代はどこでやっても自由であるということ。2代目3代目、地元の方はそこでやるっていう前提が生まれると思う。けれど初代はどこで立ち上げてもいいし守るものがない。それってかなり大きいことだと思う。

そして自分で責任が取れる楽しさと判断の難しさ。独立して一番良かったことは全ての責任は自分にあるということ。何かあれば自分でケツがふける。
勤め人では出せないGOサインがすぐだせる。もちろんその判断は半端なく難しいんだけれど。

園園のつくる庭

独立して半年、ありがたいことにお声がけを頂いて庭づくりに関わらせていただいています。声をかけてくださった事に心底染みるし、何とか役に立ちたいと思う。

今回は関わらせていただいた庭もいくつかご紹介したい。

箕面の庭。

器と生活雑貨のお店ミズタマ舎。〒561-0872 大阪府豊中市寺内3 102 グリーンエクセル 9 3 2

Irish pub THE STONES kyoto。〒601-8005 京都府京都市南区東九条西岩本町16−3

氷とお芋の専門店らんらん / 設計 studio suido / 施工 嵩倉建設 / 〒567-0851 大阪府茨木市真砂1丁目7−25

どの庭も打ち合わせを繰り返し、プランを何度も練り上げ施工したもの。すでに思い出いっぱいです。覗きに行ける庭は是非ぜひ立ち寄って欲しいですね!

この後もいくつか作庭が控えてます。今はプランや打ち合せでバタバタの日々、また完成したらこの記事を読んで頂いてる皆さんにもご紹介できればと思います。

最後に

庭は何かの側に付随するものだと思うし、僕はこの仕事を装飾屋だと考えている。
決してメインではないからこそ、依頼者やお施主さん・建物やモノという主に対していかに飾れるか、近い距離感で重なり合い寄り添えるか。いい意味で気にならないフェードの存在になれるか。
そんな事を考えながらご依頼いただいた一つ一つの庭と向き合ってます。

庭・人・暮らし・建築・街・カルチャー・歴史・現代。それらを園と見立て様々な園と園が重なり合い成り立つ、
園園の庭をこれからも目指して行きたいですね!

定点写真#43。アジサイアナベルが咲いてこの庭が一番美しいと思う景色の時期になった。縁側に座ってコーヒーを飲みながら眺めるこの場所が好きなんですよね。

園園. 庭師 中山智憲

Instagram @enen_nakayama
note @green_s_nakayama
mail info@enen-landscape.com


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  • 63本

ライツ社の周りにいる、普段は作家でもなんでもない(でもとてもおもしろいことをしている)みなさんの記事を連載。 2018年12月現在の連載タイトル ・「世界のお菓子(食)を巡る旅」菅野つばさ ・「平屋私庭日記」大阪の若手庭師 中山智憲

コメント (2)
素敵ですね・・・緑と建物が本当に自然に溶け合って、お見せに伺ってみたくなりました。また、記事楽しみにしています。ごちそうさまでした。
tsumuguitoさん
ありがとうございます😊これからもよろしくお願いします!
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