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ライツ社の出版営業募集に、69名からのご応募がありました。

年末に呼びかけた募集ですが、大変ありがたいことに69名もの方からエントリーをいただきました。とても素直に驚いています。

編集者ではなく、出版営業というニッチ?な職種に、これだけの方がご応募くださったことはとてもうれしく、これからの励みになります。この場をお借りして、御礼申し上げます。
エントリーフォームを何度も読ませていただきました。これから社員みんなで話し合い、お会いしたいと思った方にご連絡します。

エントリーフォームには「ライツ社への質問」という項目を設けたのですが、多くいただいた質問は「自分たちがおもしろいと思う基準はなんですか?」というものでした。

ライツ社に「おもしろい」の基準はありません。いろんなおもしろさがあっていいと思うし、だれかの「おもしろい!」に周りが「いいね!」と思ったら、それが実際に本になる出版社です。
なので、ライツ社の社員のなかでもそれぞれおもしろいと思う基準は違うという前提で、営業責任者の高野のおもしろいと思う基準をお話しします。

ぼくは、「いままでにない、新しい想像力が芽生えるきっかけになる問いがあること」をおもしろいと思っており、そういった強度のある問いを本にして届けたいなと思っています。そして、その本を読むことで、自分も含めてだれかが救われるかも知れないと思える本を売りたいです。

中学生のときに読んだ本で「自分とおなじことを考えている人が世のなかにはたくさんいるんだ」と思えたことで救われたという原体験が、ぼくのおもしろいと思う基準になっていると思います。

エントリーフォームを読み、自分が就職活動をしているときを思い出しました。2年間も就活をしたのですが、最初の1年はなかなかそのままの自分が出せませんでした。2年目はどこかのタイミングで開き直って、「ええかっこしいはやめよう。ずっと働くのだから、かっこ悪いままで臨んで、合う合わないはあとはあちらが判断してくれるだろう」と思ったことで、そのままの自分で話せるようになりました。

今回は採用をさせていただく立場になりましたが、ライツ社と営業のぼくを見てもらう、面接してもらうという気持ちです。

いつも通りのライツ社のみんなで、みなさんとたくさんお話をさせていただこうと思っています。なにか途中から決意表明のようになってしまいました。みなさんからのエントリーフォームの思いを読むことで、今日まっさらな気持ちになれました。

ライツ社へのたくさんのご応募、ありがとうございます!

出版業界を新しくしたい。もっと良くしたい。読者と、書店と、友達のような出版社でありたい。「本ができること」を増やしたい。いただいたサポートは、そのためにできることに活用させていただきます。