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秋の実験|平屋私庭日記#29

日中はまだまだ暑いけれど朝夜は肌寒くなってきた。平屋の庭では新しいエディブル植物と冬越えできないと言われている植物の実験を続けてて、今回は新しくバジル、パセリ、そしてコーヒーの木を植えてみた。今回はそのお話を。

秋の実験

以前に庭の4要素(光 水 風 温度)について書いた。※平屋私庭日記#26
平屋は光の入る時間が限られ影が多い。おまけに湿度が高いし、風通しが悪い。こうなってくると光と乾き好きなハーブ系はなかなか育たない。これまでに投入したハーブたちは枯れていくものばかり、でもローズマリーはなんとか生きている。普段のローズマリーの成長とは違うが彼なりに影での生き残り方を模索しているんだろうな。

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植えて2年経てばモコモコに茂ってくるのがローズマリー。しかし葉や線は細く弱々しい。やっぱり光がもっといるんだろうな。

庭 植物の世界は本や文献に載ってることが全てではないと思っている。(※文献 資料を読むことは本当に大切)
百耳は一見にしかずって言葉があるようにやってみないと分からないことがたくさんある。本を書かれた人が関東圏なら関東気候の条件で書かれてるし、距離的には近い北陸 関西でも気候は全然違う。そこに海辺 山際 都市 中庭 屋上などの条件が加われば育つ育たないや成長速度はもちろん違ってくる。
だから、本や文献 先人の経験を参考に自分で試してみるしかない。
まぁそこがおもしろいし庭師の醍醐味なだと思っているんですけどね!

なので平屋の条件で何が育ち何が育ちにくいのか、実験していくのはとても大切なことだと思ってます。

パセリとバジル

新しいエディブル植物としてパセリとバジルを植えた。
パセリはお刺身の添え物、バジルはピザにのっかってるイメージがある。植物屋でこの子たちの側を通るとものすごく良い香りがした。脇役は香りで勝負してくるんだなぁ。

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パセリやバジルは安いしホームセンターにも売ってる。だからコンビニのレジでついでにコーヒーを頼んでしまう感覚で、ついつい買って帰ってしまう。

ぼくの中でパセリは刺身の上でくしゅくしゅっとしてるイメージがある。

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パセリは縮葉種と平葉種があってよく刺身で見かけるのは縮葉の種類。平葉のものはあまり見かけないなと思ったら、ソースやドレッシングに使われてるそうです。

平葉のパセリの存在を知ったのは今回が初めて。この子たちはとりあえず来春の動きを待って冬の水やりに勤しむつもり。無事に根付いて虫にやられ過ぎずに育って欲しいなぁ。

コーヒーの木

先日ついにコーヒーの木も買ってきてしまった。
コーヒーの木といえばもちろんみんな大好きなコーヒーの豆がなる植物。日本の外では冬越えが出来ないらしく、寒い時期は室内に置いて守ってあげないと寒にあたると一発で枯れてしまうらしい。

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平屋の庭で育て収穫したコーヒー豆を焙煎して淹れるのが夢のひとつ!東大阪の珈琲屋さんマウンテンのご主人には「もし豆が取れたら焙煎してやるから持ってこい!」って言ってくださってるから何とかしたい!

ただ、マウンテンのご主人にも珈琲屋さんや植物業界の方々にも外で育てるのは難しいって言われます。。

でも温暖化の影響もあって観葉植物扱いだった樹種が外でも育つようになってきてるし、この子たちも生きて子孫を残していかなければならないわけで、その為にはあの手この手で生きていけるように免疫力をつけるはずだと僕は思ってる。抵抗もせずそう簡単に死ぬような奴らではない。

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大阪市内にあるcoffee timeのノデヤンさん曰く、コーヒーの木には大きく分けて三つの種類があると。(アラビカ、ロブスタ、リベリカ)
この中でもロブスタは強くて育ちやすいらしい。だから強い樹種を選べば育つ可能性はあるのではないかと。珈琲屋さんが言う育たないは美味しい豆ができないということ、でも庭師はまずは樹木がしっかり育てばいいのでは?

そう言って背中を押してくれる。だとすれば徐々に慣らしてあげれば、日本の外でも育つコーヒーの木が現れるんじゃないかなと思ってます!ただ日本では樹種を選んで買うのがなかなか難しい。このコーヒーの木も樹種をさがわからない。。まぁやってみるしかない!

最後に

百聞は一見にしかず、庭の世界はやってみないと分からないことだらけ。だからとにかく実験を繰り返して知識と経験を積んでいきたい。

庭はデザインし作ること。作った庭をお手入れすること。
この二つがある。どちらかが勝っていても良くないと思っていて、どちらも同じだけ大切なこと。
だから、つくった庭をこれから育てていくお客さんに「中山が大丈夫っていうなら大丈夫だろう。」って思っていただけるように知識 経験そして信用を築いていきたい。だからこの平屋実験はずーっと続けていきたいです。

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定点写真#29。リンゴが赤く色づいてきたし、スダチはそろそろ収穫できそう。そしてお茶の木の花が咲き始めた。だんだん秋っぽくなってきたなぁ

庭師 中山智憲

Instagram @niwashi_nakayama
note @green_s_nakayama

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2016年創業。海とタコと本のまち「兵庫県明石市」の出版社です。writes.right.light「書く力で、まっすぐに、照らす」を合言葉に、ジャンルにとらわれず本をつくっています。 https://linktr.ee/writes_p
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