おとなも子どもも楽しめる絵本のお祭り「絵本ワールドinひょうご2024」が10月5日（土）、6日（日）にJR明石駅前パピオス2Fあかし市民広場で開催されます。

毎年、兵庫県内の各地で開催され、大人気のイベント。ついに明石に来ます！絵本作家さんのサイン会や原画展、絵本の読み聞かせ、いろんな出版社のワークショップと盛りだくさん。

ワークショップ　

5日のみ開催
・ブラックライトで妖怪や歴史人物を探してあそぼ

6日のみ開催
・おかおをつくろう！（要整理券）
・出張怪談売買所

・絵本カバーでエコバッグ作り（有料・要整理券）

・はんぎでオリジナルブックカバーをつくろう！

5日・6日開催
・工作「飛ぶ！シャチホコ」

・吸虫管作り（有料）&捕まえたアリを調べよう！

・自分だけのオリジナル缶バッジ（有料）

・いつつごうさぎのガーランドつくり

・さあ、ノージーといっしょにレッツひまつぶし！

・かいてさがしてワクワクぬりえコーナー

・絵本ぬりえ体験コーナー

・ぬりえ「くまくまパン」と「おやくそくだもの」

サイン会

5日
たなかしん先生
知念実希人先生

6日
マメイケダ先生
ふじもとのりこ先生

原画展

5日のみ
たなかしん先生『なんだっけ？』（金の星社）

6日のみ
ふじもとのりこ先生『ケーキになあれ！』（BL出版）

5日・6日
マメイケダ先生『えきべんとふうけい』（あかね書房）

ステージイベント

5日のみ
みんな集まれ！楽しい紙芝居

たなかしん先生のライブペインティング

6日のみ
マメイケダ先生と明石焼きを描こう！

5日・6日
講談社　全国おはなし隊　隊長さんのおはなし会

着ぐるみ

5日のみ
かなしきデブ猫ちゃん　主人公マル

5日・6日
かいけつゾロリ
ティラノザウルス

さまざまな団体が垣根を越えて運営するこのイベントの裏側をお伝えしたく、今回の絵本ワールド実行委員長の田村さんにお話を聞きました。

書店も出版社も取次も子どもたちに楽しんでほしい

ー：
「絵本ワールド」はいろんな地域で開催されていますが、兵庫県の特色はあるんでしょうか？

田村さん：
どの地域のイベントも子どもたちに本に親しんでもらいたい、 地域を元気にしたいという思いで開催されていることは一緒です。大きく違う点は新聞社主催や大きな書店チェーン主催の地域も多い中、兵庫県は小さな書店が集まった商業組合が主催で、版元さんや取次さんを大きく巻き込んで開催しているのが特徴かもしれません。

ー：
地元の出版社としてライツ社も参加させてもらっていますが、みなさんでアイデアを持ち寄ってイベントを作っているなと感じました。

田村さん：
書店も出版社も取次さんも垣根を越えて作り上げているというのが大きいかなと思います。やっぱり子どもたちに本を読んでもらいたい、楽しんでもらいたいという、読書の裾野を広げたい気持ちは出版社さんも書店側も、それをサポートしてくれる取次さん、作家先生のみなさんもひとしく持っていて、だからこそみなさんにご協力いただけているのかなと感じます。

ー：
そうですね、思いは一緒ですね。とはいえ、これだけのイベントを開催するには苦労もあるんじゃないですか？

田村さん：
小さな書店の集まりなので、一言で言ってしまえば、イベントに関しては素人集団です。 絵本や本の知識は豊富だと自負していますが、それに付随する運営のこと、例えばイベントのチラシ作成などは、デザイナーがいるわけではないので、書店員の手作りです。

ー：
ありがとうございます。準備段階からいろいろと大変ですよね。

田村さん：
大変ではありますが、それを乗り越えて、開催まで持っていけるとよかったと思えます。たとえば、子どもたちがワァーって言いながら楽しそうにしてて、最初は騒いでいたような子があるときにスッと絵本に集中して聞き始める顔を見たら、「うん、いいな」って思っちゃいますね。

ー：
それだけでがんばった甲斐がありますね。改めて「絵本ワールド」なんですが、田村さんが思う絵本の魅力を教えてください。

田村さん：
絵本に限らずですが、現実にはありえないような楽しい世界に引き込んでくれるのが本の魅力ですよね。そして、その楽しい体験を世代を越えて受け継いでいける、というのが絵本が持っている特徴だと思います。親の世代や周りの人たちの思いものせてそこにある、というものだと思います。

ー：
今回の「絵本ワールド」でもいろんな世界を味わってほしいです！最後にご来場のみなさんに絵本ワールドの見どころをお願いします。

田村さん：
作家先生のサイン会やワークショップ・原画展、たのしいワークショップや読み聞かせなど、豪華イベントをぎゅっと集めました。絵本やグッズの販売もたっぷり。楽しんでただけるイベントを準備しました。ぜひ皆様お越しください！