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ベリーって名前のつく植物|平屋私庭日記#22

平屋のマルベリーが収穫をむかえた。そういえばベリーって名前のつく植物ってたくさんある。そもそもベリーって何か意味がある言葉なんだろうか?今回は収穫とベリーのお話を

マルベリーの収穫

マルベリーの実はドス黒くぶっちゃけ見た目は悪い、そしてそんな容姿からは想像できないくらい甘くて美味しい。

マルベリーは桑の木とも言われてて、マルベリーより桑って言われた方がわかりやすい方もいるかもしれない。僕自身も植木卸屋さんでマルベリーと紹介されてもピンと来ず、「和名 桑の木」と言われて分かったくらいです。

4月14日。花の蕾と思われるものができていたんだけれど、この時点で実のような雰囲気を出していたなぁ。

4月28日。花なのか?と思ってしまうカタチの花が咲いた。一体どこが雄しべ雌しべなのか、、

そしてゆっくりとドス黒く熟していく。この光景は怖い虫がいてるみたいで異様な雰囲気、美味しそうには見えなかったなぁ。。

収穫。見た目は良くないけれど、めちゃくちゃ甘くて美味しい!

マルベリーの実は割れやすいし収穫してしばらくするとシワシワになってしまう。木に付いたままでも良い頃合いを逃すと朽ちてしまうからタイミングが難しい。

調べてみると傷むのが早く鮮度を保つのが難しいらしい、どーりでスーパーなどで見ないわけですね。

マルベリーは家の庭だからこそ味わえる秘密の果実ですね!

ベリーという名前

今回収穫したマルベリーといいベリーって名前のつく植物ってめっちゃある。平屋の庭でもマルベリー・ジューンベリー・ブルーベリー・ワイルドストロベリー・ラズベリー・クランベリー。こうやって改めてみるとベリーガーデンって呼べるくらいある!たぶん庭がある方は一つくらいベリーと名のつく植物がいてるんじゃないかな。

このベリーたちってどれも同じ仲間なのか?って思ってしまうんだけれどマルベリーはクワ科、ブルーベリーはツツジ科、ジューンベリーはバラ科だしそれぞれ全然違う。

じゃあベリーってなんなんだろう?って思い調べてみるみると。

一般的にベリーとは、食べられる小さな果実をひっくるめての呼び名らしい。

ベリーってけっこう曖昧なくくりで呼ばれているみたい。なんか意外です。イメージ写真に先日スーパーで購入したベリー系チョコ!ここに写ってるベリーはみんな科が違う。それに、、

気になりだしたので、もうちょっと調べていくと植物学のベリーくくりもあるらしい。

植物学上の「ベリー」は単一の花の子房からできる単一の果実。子房壁の外層が多肉質になったものらしい。このルールで分けられた資料を見るとさっきの一般的ベリーでは呼ばれないであろう果物や果菜類が入ってる。

この植物学くくりだと、ぶどう・トマト・バナナなどがベリー。ラズベリーやストロベリーは違うらしい。

去年収穫したラズベリー。このコは植物学的にベリーではないらしい。めちゃめちゃベリーだと思って喜んで収穫してたのに。。

日常のベリーと植物学のベリーがこんなに違うとは、んーん、なんでこんなややこしくなったんでしょうね。色々気になりますが調べてもここら辺で行き止まりみたいで、ここから先は本屋で色々あさってみないとです。

最後に

ベリーは日常使いと植物学のくくりがあるみたいだけれど、僕的には日常使いベリーが馴染みやすくてしっくりくるなって思いました。純粋にどのベリーにも言えることは、そのまま食べてもスイーツにしても美味しいということ。そして育てやすく実がなりやすいというところだと思う。

ベリーの名前で改めて考えてみると、植物の世界には学名・和名・英名・流通名があってそれによって全然違う呼ばれ方をしてるものが多いと思う。ここを調べだすと長くなりそうだなぁ。またぼちぼち調べて行ってみよう。

定点写真#22。ジューンベリーの木に僕が大っ嫌いなイラガが出始めた。イラガが出だしたってことは暑い夏がそろそろやってくるなぁ

GREEN SPACE 若手庭師 中山 智憲

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