日本一のタコ、明石だこをモデルにした「グラビア写真集」が狂気だけど、応援したくなったので
「日本一のタコ」として名高い明石だこ。その明石だこが水揚げされる漁港のそばに、創業100年のたこ屋「金楠水産」があります。たこ屋、というとピンと来ないかもしれませんが、水揚げされたタコを「茹でダコ」にして全国に販売している会社です。その4代目が、タコ匠・樟 陽介(くす ようすけ)さん。
ある日、樟さんからこんな相談を持ちかけられました。「あのさ、明石だこのグラビア写真集つくりたいねんけど」。どういうこと??? というわけで、明石の出版社であるライツ社との異色コラボ、「明石だこのグラビア写真集」をつくるクラウドファンディングを実施中です!
なんで、タコの写真集?
大正時代から、4代にわたり受け継いだ職人技でタコを茹で上げ、誠実に、ただその美味しさだけを追求してきた金楠水産。だれよりもタコと向き合ってきた職人が、なぜかいま、写真集の企画に本気で取り組んでいます。4代目の樟さんによると、
テンションがこわいです。
何を言っているか、正直わからないです。
しかし、噛み砕いて説明すると、究極的に「美味しいタコを食べるための状態」になってもらうために「タコのグラビア写真集」を制作するという、タコ愛が行きすぎたがゆえの挑戦が始まったということです。
どんな写真集になるのか?
5月、神戸出身の写真家、西部裕介さんを明石にお招きして水揚げされたばかりの明石だこを「モデル」に撮影が行われました。
スタジオで、波打ち際で、金楠水産の加工場で。活きたタコの吸引力、それぞれが違う動きをしている足、複雑な筋肉構造、細胞の色。塩揉み中に出てくるヌメリの泡、徐々に反応して引き締まっていくボディ。茹でダコになって、そそり立つ吸盤、皮膚の張り。
3日間におよぶ撮影によって、活きているタコ、加工されているタコ、茹で上がったタコ、調理されているタコ、いまだかつてだれも見たことがないモデル(タコ)の生き様をおさめることができました。
名前は『たこ88』。全ページフルカラー撮り下ろし、ハードカバー仕様の写真集です。
なんと、クラファン特典として「タコ墨によるタコの魚拓」つき!
特典が狂気的すぎないでしょうか……。でもこの狂気も、写真集に掲載された編集後記を読めばきっと納得していただけると思います。
茹でたての明石だこやタコジャンもセットに
クラウドファンディングでは6,000円の「タコのグラビア写真集1冊(+たこ魚拓)」をはじめ、明石・東京で開催される出版記念イベントつきのプラン、茹でたて明石だこがセットになったプラン、そしてたこ匠がいつも着ているタコジャンがセットになった「たこ匠セットプラン」もあります。
7月1日は半夏生(はんげしょう)といって、夏至から数えて11日目には「たこ」を食べるという風習があります。
この夏はたこのグラビア写真集と旬の茹でたての明石だこを一緒に堪能して、猛暑を乗りきりませんか?
興味を持たれた方はぜひクラウドファンディングへ!ご支援お願いいたします!