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【結果発表】#読書の秋2022へご応募ありがとうございました。

ことしもたくさんの応募をいただいた「#読書の秋2022」の読書感想文コンテスト。独断と偏見で受賞者5名様を選びましたので、発表いたします。

その前に、ライツ社の本の感想を投稿してくれたすべてのみなさん、ほんまおおきにです。投稿いただいた作品はすべて読みませていただきました。読んだ方それぞれに感じ取る内容も違っていて読み応えがあり、読む前と後ではあきらかに世界の見え方が変わっているな、という方もたくさんいて嬉しくなりました。

賞を決めるのは最後まで悩みましたが、えいやっ!と選ばせてもらいました。1つずつコメントを寄せて発表いたします。

2022年のライツ社の課題図書


マイノリティデザイン 澤田智洋


認知症世界の歩き方 筧 裕介


拝啓 人事部長殿 髙木一史

の3作品です。

マイノリティデザイン賞(2名)

ひとりにやさしいはみんなにやさしい 〜『マイノリティデザイン』読書感想文〜|sakuraさん 

出版社からのコメント
ご自身がこの本にのめり込んだきっかけが、この本の一つのテーマ「ひとりにやさしいはみんなにやさしい」をわかりやすく伝えてくれています。
そのきっかけは「新国立競技場のスロープは車椅子ユーザーのみならず、みんなにとっても使いやすい」ということ。生活の中での気づきと本の内容がリンクしていて引き込まれました。
小学生のお子さんと「ゆるスポーツ」について話されたのも嬉しいポイントでした。

思考に翼を与えてくれる本『マイノリティデザイン』(澤田智洋)|グルテンふり子(薬剤師)さん 

出版社からのコメント
ライトに振り切った文体で書かれていますが、それがテーマを重くさせず、タイトルの”思考に翼”という言葉ともリンクしていていいなと思いました。こちらまで明るくなってどんな本かとワクワクさせる力を感じます。

認知症世界の歩き方賞(2名)

「認知症世界」を私はおばあちゃんと歩けるかな|mayu.kさん 

出版社からのコメント
”私の最も古い記憶も、祖母との保育園の帰り道なのです”
この一文にぐっときました。
日頃のやりとりから、おばあちゃんが”今の私だけではなく、幼い頃の私”の存在まで感じていることがわかりますが、本を読んだ後に筆者のまゆさんが思い出す、おばあちゃんとの記憶に感動してしまいました。

「認知症世界の歩き方」を読んで、あらためて思う。人は一人ひとり違うのだと。|カツオさん 

出版社からのコメント
カツオさんもご家族の認知症がきっかけで本書を手にとってくださりました。お母さまの様子と本書の内容を照らし合わせながら自然と本の紹介になっているので、とても読みやすくうまくまとめられています。また”この本は心強い先達”という表現が、専門家目線ではなく当事者目線である本書をうまくとらえた言葉だなと感じました。

拝啓人事部長殿賞(1名)

読んだ本記録1『拝啓 人事部長殿』|あまとうさとうさん 

出版社からのコメント
本書は524ページあるのですが、この厚みの本を紹介するとなると、文字数もそれなりに多くなると思います。しかしあまとうさとうさんは、この文字数で本の要点を、感情移入もしながらうまく紹介できているのですごいなと感じました。
文中に”「どうしてこうなるんだ?!」というような疑問を会社の方針や上司に持つことがある人にはぜひとも”という言葉がありますが、刺さる人はたくさんいるだろうなと感じます。

発表した5名のみなさまには図書カード2000円分とたこせん、ステッカーを明石から直送いたします。

今回の課題図書は全国の書店やネット書店でお買い求めいただけます。ご紹介した感想文を読んで課題図書を読みたくなった方は、年末年始の読書に1冊いかがでしょうか。



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