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ジューンベリーの収穫とジャム作り|平屋私庭日記#20

ジューンベリーが収穫の時期を迎えた。酸味のきいた甘酸っぱい実はそのまま食べるよりジャムにする方が個人的には好き。今回は収穫とジャムづくりのお話を

ジューンベリーの収穫

僕が庭木を3本オススメするならジューンベリーは必ず入れると思う。春になると庭が白一色になるくらいキレイな花で飾ってくれて実は収穫できるし、赤く染まる実の姿も季節感があっていい。おまけに落葉した枝の曲線も美しい。そんなお得感満載のオススメツリーはもちろん僕の庭にもあって、収穫の時期を迎えた。

春のジューンベリー。今年は少し肌寒い時期の開花だったから春を先取りした気持ちにさせてくれたなぁ(4月7日撮影)

花が終わると中心にある子房の部分が膨らみはじめる。

ジューンベリーはわりかし簡単に受粉してくれると思う。僕がレモンやサクランボにしていた人工授粉はしなくても大丈夫かと。(4月18日撮影)

この膨らんできたところが一番嬉しいときですね!

真っ赤になると庭が鮮やかになり賑わってくる。でもこの状態ではまだまだ酸味が強い。ここからもちょっと濃い色になるまで少しお預け

いい頃合いになってきたので収穫を。高いところは塀に登ったり鳥用に残しておいたり。仕事前の庭仕事ってやつです。

今年は昨年より多いかも!思ってたよりたくさん採れたのでジップロックに

最近はレモンの花芽や子房が落ちてしまって落ち込んでいたけれど、ジューンベリーの大量収穫で嬉しい気持ちに!一つがダメでも他がいてる、収穫できる植物を色々植えてるエディブルガーデンの良いところだなって改めて思いました。

ジャム作り開始

昨年も作ったジューンベリージャム。タネを越すことや砂糖の量をミスらないなどなど、色んな改善点があるのでそこをチッキリ改善するのが今回の課題。雑な性格が出ないように。。

冷凍保存しておいたジューンベリーをボールに。測ってみると510gあった。

これで木になってた実の半分くらい、木全体で約1キロの実をぶら下げてたのかと想像するとけっこうな重さだろうなぁと。果樹は水を欲しがるってよく聞きけれど、そりゃそうだなって分かってきますね。

三温糖をジューンベリーの半分の量を入れて30分ほど漬ける。こういう待つ時間がすごく苦手ですぐ強火で煮てしまいそうになるけれど今回は我慢我慢。。

グツグツ煮込んでいるとトロトロのペースト状になってきました!

この砂糖と絡み合うジューンベリーがめちゃくちゃキレイでしたね!こんな感じのタルトケーキも食べたいなぁ、作る根気はないですけど

そして完成!冷蔵庫で冷やすと見事なジャムに。煮込んだ後に”こす”のがポイント、タネを取り除くことができてこれだけで去年より美味しくなった。

同時並行で作っておいたミルクプリンに添える。良い感じ!

庭からこんな美味しそうなデザートが生まれるなんてって想像すると面白いですね。

ジャムはもちろんだけれどミルクプリンがなかなか美味しく出来てた。プリンやジャムってけっこう簡単に作れるんですね!作り方に記載の分量を守るだけ、されどそこが僕の性格的に難しいところ。。

最後に

改めて、もし庭木を3本オススメするならジューンベリーは外せないなって思いました。花が鑑賞できて鈴なりの実が鮮やかに庭を飾ってくれて、調理すれば美味しいジャムになる。紅葉を眺めた後は美しい曲線の枝ぶりが現れる。まさに一年を通してたっぷり楽しめるお得感満載の樹木です。

そして、自分家の庭で採れたものを調理し食べるって最高に贅沢なことですね。いつか賃貸ではなくもうちちょっと広い庭付きの住まいを持てたらもっともっとエディブルたちを入れて庭をつくりたいなぁ。

定点写真#19。今年もたくさんのジューンベリーを収穫できたし楽しむことができたなぁ。ジューンベリーさんに感謝感謝

GREEN SPACE 若手庭師 中山 智憲

GREEN SPACE HP
Instagram@greenspace_nakayama
note @green_s_nakayama



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ライツ社
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