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「テクノロジー」ではなく「働き方」のイノベーションとして

グロービズ経営大学院と本の要約サイトflierが主催する「読者が選ぶビジネス書グランプリ2020」で、ライツ社の『売上を、減らそう。たどりついたのは業績至上主義からの解放』(中村朱美・佰食屋)が、「イノベーション部門」グランプリをいただきました。

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総合グランプリは『FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』でした。

佰食屋_新カバー帯

飲食店でもできたんだから、どんな業界でもできる

著者の中村さんは、受賞スピーチで、こんな話をされていました。

「家族全員で晩ごはんを食べたい」わたしの思いは、ただそれだけだったんです。

幼い頃、飲食店で働いていた父親は、ディナーの営業が終わらないとなかなか家に帰ってこれなくて、毎日、21時22時23時に帰ってくる父親にどうしても「おかえり」って言いたくて、眠たい目をこすりながら、幼稚園児だったわたしは玄関までいっておかえりと言って、バタンキューと寝た。
それがわたしの幼い頃の記憶でした。

……30年経ち、世の中はとてもとても便利になって、AIやテクノロジーにイノベーションが起き、そしてみんな家で仕事までできるようになった。
そんな2020年なのに、なのにまだ、飲食店や人と接する、そういった仕事の働き方は何も変わっていない。

なんとかしないとあかん、とすごく思ったんです。

この「業績至上主義」。前年よりも数字を気にし、前の年よりも絶対拡大しないといけない、そんな世界を目指さなくてもいいんじゃないか。

そうやって、7年前に、「1日100食」という上限を決めた飲食店、佰食屋をつくりました。それから、従業員を採用し、ダイバーシティ経営を進め、全従業員が夕方18時までに帰れる飲食店をつくることができました。

わたしたち佰食屋が、利益をあきらめず、働き方もあきらめない、そんな働き方を世の中に示すことができれば、世の中を変えられるんじゃないか。飲食店でもできたんだから、どんな業界でもできる。

そう思って記したのがこの本です。

ライツ社としても、この時代に、テクノロジーではなく、働き方の革命として、この本が選ばれたことがとてもとても嬉しかったです。

そして、2016年創業のライツ社としては、2018年の「料理レシピ本大賞2018」についで、2つ目の受賞となりました。

応援していただいた皆様、本当にありがとうございました。

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全国の書店で「ビジネス書グランプリフェア」が開催

これから、全国の書店数百店舗で「ビジネス書グランプリフェア」が開催されます。『売上を、減らそう。たどりついたのは業績至上主義からの解放』は、受賞に合わせた新装丁で並べていただいています。ぜひ、お立ち寄りくださいませ。


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ライツ社
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