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【結果発表】読書感想文コンテスト「#読書の秋2021」コメント書いたで

10月からはじまった「#読書の秋2021」の読書感想文コンテスト、たくさんのご応募ほんまおおきにです。お待たせしましたがたこせんと図書カードをゲットできる5名様の選考が終わりましたので、発表いたします。

改めて、ライツ社の本を読んで投稿してくれたすべてのみなさんに心から「ありがとう」を伝えたいです。読んでくれただけでもありがたいのですが、思い思いの感想文を投稿いただき、とても嬉しかったです。

もちろん投稿いただいた作品はすべて読みました。「こういう切り口の紹介もできるのか」「こういう細かいところに気づいてくれてるの嬉しい」「この比喩絶妙やな」と、賞を決めるのは最後まで悩みましたが、えいやっ!と選ばせてもらいました。1つずつコメントを寄せて発表いたします。

2021年のライツ社の課題図書

読書課題図書

・毎日読みたい365日の広告コピー/WRITES PUBLISHING
・人生を狂わす名著50/三宅香帆
・もうあかんわ日記/岸田奈美
・マイノリティデザイン/澤田智洋
・認知症世界の歩き方/筧裕介, 認知症未来共創ハブほか

の5作品です。

毎日読みたい365日の広告コピー賞

コメント
テレビを夫婦で眺めながらの何気ない日常会話からの出だし、そこから"私が心に残っているコピー広告"ってなんだっけという流れで本の紹介に入っていきます。自然な導入から、どんどん感情がのった文章になっていき、引き込まれました。そして"その言葉がその人の心に届くのに適した時期"があるという言葉にうなずきました。一度通り過ぎた言葉でも受け取るタイミングで感じ方が変わりますよね。

人生を狂わす名著50賞

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ご自身の「人生を狂わされた出会い」の話からはじまる投稿でした。HOKUTO 9×9さんのそれは、書店という夢の国であり、そこに並ぶ大好きな本(特に坂口恭平さんの本と、本書)でした。"知ってしまったら後戻りできなくなってしまう書籍"とおしゃる通り、本がきっかけで人生が変わってしまったHOKUTO 9×9さん。最後に記した"本書は、人生の突破口を開く鍵となる名著である。"という言葉にしびれました。

もうあかんわ日記賞

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岸田家の37日間をジェットコースターに例えていて、うまいこと書くなぁとニヤリ。"奈美さんは、一旦、本人の目線に立って考えてみるということを忘れない。この姿勢を忘れていたら、岸田家の誰かが、とっくにジェットコースターから振り落とされていたのかも"という言葉が印象的でした。もう少し読みたいと思った作品です。

マイノリティデザイン賞

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"飲み会の席をクイズ形式にしてみた" "機械釈者" "ドライヤー弱者" "ライブ弱者"など、こちらが引用したくなるポイントが散りばめられた作品でした。シンプルな文章ながらも「自分ならどうか?」と置き換えて読み進められていらっしゃるのがすごいと感じました。最後の"ニヤッ!ランキング"を見ながら本書のページをめくり、おなじくニヤッ!とさせてもらいました。

認知症世界の歩き方賞

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読書感想文というより、上質なエッセイを1冊読み終えたような感覚に襲われています。"「プーさんってどなたかな?」"のところで、心をつかまれ、一気に読みました。本書の紹介もとても丁寧にしていただいています。ハトちゃんとおジイのやりとりに心があったかくなって、とても感動しました。


発表した5名のみなさまにはたこせんと図書カード2000円分を明石から直送させていただきます。

今回の課題図書は全国の書店やネット書店でお買い求めいただけます。受賞作を読んで課題図書を読みたくなった方は、冬休みのおともにいかがでしょうか。




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