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2022年、書店員さんが一番届けたいと思った「料理レシピ本大賞 in Japan」

全国の書店員さんの投票によって選ばれる、その年のBEST料理本。総エントリー数145点のなかから「料理レシピ本大賞2022受賞作」が決定し、9月6日に授賞式が行われました。

「料理レシピ本大賞 in Japan」とは、全国の書店員が日本一売りたいレシピ本を決める賞で、言い換えるなら、日本一売りたい小説を決める「本屋大賞」のレシピ本版です。

ライツ社からは2作品が受賞

【料理部門】大賞 『リュウジ式至高のレシピ』リュウジ 著/ライツ社

【お菓子部門】準大賞 『はるあんのベストおやつ』はるあん 著/ライツ社

はるあんさんの受賞コメント

賞状を受けとるはるあんさん。満面の笑みです。
すこし緊張しつつ、受賞の喜びを話してくれました。

おやつ本を出すのってとても不安で、毎日ほんとうにおやつのことを考えすぎて、夢にまで見たんです。
試作を何回も繰り返したので、しょっぱいものが食べたくて大変でした。
でもライツ社さんや所属事務所のスタッフさん、そのご家族友人のみなさんに試食してもらったりアドバイスをいただいて完成した、大切な本です。
ほんとに大変だったんですが、その分素晴らしい本に仕上げてくださって感謝しかありません。
なんだか泣きそうです

リュウジさんの受賞コメント

大賞の賞状を受け取りピースサインのリュウジさん。
「感無量」の思いを語ってくれました。

2回目の大賞受賞ということでですね、おととし受賞した『リュウジ式悪魔のレシピ』はじゃがりこを混ぜてたんですよね。
THEバズレシピという本をつくっていたんですが、今回の『リュウジ式至高のレシピ』はハンバーグ、唐揚げといった基本の料理、バズレシピじゃない、ぼくが思う世界一美味しい料理っていうのを集めた本なんです。
「至高のレシピっておまえ、じゃがりこ混ぜてたじゃねーか」なんて声があるんじゃないかなんて思っていたんですが、今回受賞させていただいてうれしいなって思います。

これは、料理研究家として、いちばん出したかった本なんです。でもぼくは料理研究家って名乗っているけど、なんの経歴もないんですよ。
ほかには栄養士さんだったり、主婦の方が何年も料理をされてたという方だったり、元料理人の方々がいたりするんですが、ぼくはほぼ経歴がない。そんななかで至高のレシピを出したって「おまえだれだよ」って言われると思っていたんです。でも、おととし受賞もさせてもらって、そろそろ出してもいいんじゃないかと出した本だったので、これが大賞を受賞できたというのは感無量でございます。

ほんとうにありがとうございます。

受賞作品フェアが、全国の書店で展開されています。

ぜひ、お近くの書店に足を運んでみてください。まだ見ぬ美味しくて新しいレシピが、みなさんをお待ちしています。

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