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ぶどうの収穫|平屋私庭日記#46

庭のぶどうがついに収穫を迎えた。今回は途中まで前住居人の方が育ててくれていて、今までで一番の豊作だと聞いていた。今回はぶどうのお話を。

ぶどうの木

ぶどうの木のイメージといえば山の傾斜の農園にあるかテレビでみるヨーロッパのワイン特集の際の映像が出てくる。そんなぶどうの木が庭にあるのは庭師の僕でもなかなか見ない光景です。

そんなぶどうが瓢箪山の平屋にはある。前住居人さんが植えて育ててきたぶどうの木を僕が受け継いだ。「今回が今までで一番の出来になりそうだ」そう言い残し譲り受けたぶどうの木。そんな最後の作品が収穫を迎えた。

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このブドウはシャインマスカット。種無しになるように加工してくれている。 (この加工については自分ではまだやったことがないので、別の機会に記事にしようと思います)

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この写真は6月に撮影したもの。まだまだ身は固く小さい。こういう姿のぶどうを見るのは新鮮だったな。

この瓢箪山の平屋は前住居人と僕が入居するまでに1ヶ月の空きがあった。せっかくここまで育てているぶどうをみすみす枯らすわけにはいかないと思い、空白の1ヶ月は水をやりに仕事終わりや合間に通いつめました。夜な夜な水やりしている時は怪しまれてそうでヒヤヒヤしましたね。

育てるための水やりならわかるけれど、美味しい実にするための水やりとなると今までと意識が変わるから難しい。今回の水の量が正解だったのかどうなのか、これから何シーズンもかけて経験を積んでいくしかない。

実を間引く

ちなみにブドウの実を美味しく、尚且つ腐らせずに作るには実の間引きが重要になってくるらしい。

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写真左のぶどうが実を間引いた後、右はまだの状態で実が詰まっている。

写真左の実はスカスカに見えるけれど、これくらい間引いておかないと膨らんできた際に触れる接点が腐ってしまうらしい。なんだかもったいない気もするけれど質を高めるためにはとても重要なこと。

ちなみにもともとこの実が付いてる節はこの3倍長いらしい。それを旨味を凝縮するために短く切っているとか。
そこらへんは前住居人さんに聞いた話なので来シーズンに試して見るつもりです。

9月の収穫

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いよいよ収穫!ずっしり重たくて水分をしっかり蓄えているのがわかる。

たまに手土産でいただく百貨店のぶどう並みにキレイで美味しい!
食べてみると丁度いい弾力とサッパリした甘み、しっかり美味しさが詰まったぶどうでした。こんな美味しいぶどうが庭で収穫できるなんて育てないと損ですね!

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自分たちでは食べきれないくらい収穫できたので、家族や友人に配りました。

庭で育てたぶどうを手土産にするって何だか粋な感じがしますよね!これは来年もしっかり美味しいぶどうを作らなければ!!

瓢箪山の平屋の今

さてさてぶどうの収穫に盛り上がりつつ、肝心のメイン庭は前回と比べてそこまで手を加えることができず、。放っているうちに雑草が元気になる季節になってしまいのび放題に、!

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原形が見えないくらい雑草を茂らせてしまった。これが庭師の私庭ですと見せるわけにわいかない状態。コラムで公開してしまっているけれど、。

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このままではあかんと思い、仕事から帰った少しの時間を使って草引きを開始。赤い缶は携帯線香入れ。中身は森林香パワーという最強お線香。

雑草は競争相手がいるところでは生きていけないもの。この庭はまだまだ未完成だからしっかりはえてきてしまう。
仕事が忙しいのは本当に嬉しいことだけれど、次回の記事の時こそはしっかり植えていくつもり!

最後に

この瓢箪山の平屋に引っ越したおかげで庭にぶどうの木を植える選択肢ができた。しかし美味しい実をつけるには頻繁にお手入れをしなければならないから、もしお客さんからご要望があった時はその点をしっかり伝えなければならない。種無しにする際は専用の液体も必要になってくる。
でもその他のものより手間暇がかかる分、収穫を迎えた時はかけがえのない体験を約束してくれる。
そんな庭で経験できる時間がどれだけ面白いかを、もっともっとたくさんの方に届けたいですね。

日本には四季がある。だからぶどうの成長観測はまた来春から始まる。一年に一度しか経験できからこそ一回一回の経験が貴重な時間になる。とりあえず今年は伸びたツルを切り戻し来年に向けての準備かな。

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定点写真#46。さて涼しくなってきたし草引きも終わったし、そろそろ植木の卸屋さんへエディブル植物を調達にいかねば!

園園. 庭師 中山智憲

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創業の夜は雷雨でした
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2016年創業。海とタコと本のまち「兵庫県明石市」の出版社です。writes.right.light「書く力で、まっすぐに、照らす」を合言葉に、ジャンルにとらわれず本をつくっています。 https://wrl.co.jp

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ライツ社マガジン
  • 63本

ライツ社の周りにいる、普段は作家でもなんでもない(でもとてもおもしろいことをしている)みなさんの記事を連載。 2018年12月現在の連載タイトル ・「世界のお菓子(食)を巡る旅」菅野つばさ ・「平屋私庭日記」大阪の若手庭師 中山智憲

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