消毒と箇所の剪定|平屋私庭日記#18

ついに平成から令和になりましたね!僕事ですが令和元年5月1日に入籍しました!幸せな気持ちと僕なんかが夫で大丈夫なのか⁉︎という気持ちが交差しますがボチボチ良い夫になれるよう励んでいければと思います。流行りの令和婚ってやつです!

GWをふわふわ浮かれて過ごしているうちにサクランボが収穫をむかえ始めた。生理落下をしたため去年より収穫の数は少ないけれど、今年も真っ赤な実で庭を飾ってくれてる。冬場の極寒の中の水やりや満開の桜に鑑賞より耳かきの裏で人工授粉することを優先して来た鍛錬のような日々は、この姿を見ると吹っ飛んでいきますね。そしてまた実をたくさんならせたくて可愛がってしまうというループに。確実に植物に操られ始めてるなぁ。

もちょっと赤くなるとより美味しくなる。そのまま食べるのもいいけれど、何か他の食べ方はないのかなぁ。お菓子が作れたらサクランボのフルーツケーキなんて食べたいよなぁ

虫対策の消毒

サクランボの木にアブラムシ、レモンの木に蝶の卵や幼虫を多く発見するようになってきた。他の葉っぱも虫は確認できてないけれどちょこちょこ食べられ始めている。今はキンチョールや割り箸捕獲で済んでるけど、大量に発生して僕が泊まり込みなんかで不在になれば一瞬で穴ぼこだらけの葉にされる。美観が台無しになってしまうからそこは避けたい。
虫が根本的に嫌いだし大量発生した光景を見ると精神的ダメージが強い。植物にも僕にも影響があるなと考えて今年は無農薬の消毒を散布することに。

ホームセンターで購入した散布機とグリーンスペースで使ってる無農薬のセルコートを。

グリーンスペースではオーガニックというか無農薬のセルコートとシーテンというものを混ぜて使っています。

「セルコートの原材料は医薬品に使っている有機カルシウムとセルローズという成分らしく、薬のカプセルの材料でも使われてるんだとか。シーテンは展着剤の役割でお菓子づくりにも使われるらしい。植物の葉の表裏に散布して乾燥すると薄い膜(雨にとけない繊維素)になりコーティングして包み込む。しかも無農薬だから人にかかっても飲んでも大丈夫という優れもの。」

こんな感じに霧状になったセルコートを散布してコーチィングしていく。コーチィングされた葉っぱは虫に食べられにくくなるし、そもそも寄せ付けなくする効果があるとか。

使ってる限り100%効果があるとは言えないかなぁ。まぁ完璧なんてどんな商品にもないでしょうね。平屋のレモンバームは散布後にちょっと食べられた形跡はあるし。。

こういう消毒はホームセンターでも市販されているはずです。もしちょっと虫が出たって時はキンチョールやアースでも大丈夫!

このくらい離して植物に振りかけてあげれば、だいたいの虫はやっつけられます。離してってのが植物を痛めつけないために重要!

植物がいてる限り虫とのお付き合いは付いて来るもの、でも色んな商品があるのでそれを活用すれば大丈夫だと思います。虫嫌いな僕がそれでやっていけてるので!

農薬と無農薬やオーガニックのどれがいいって話を今回はするつもりはないけれど、僕としてはどれを使ってもいいと思うし、使う時や場所・ものによって分ければいいと思う。業界にいると良い悪いの話をよく耳にするんです。

ワンポイントの剪定

平屋の庭は2年目になって植物たちの勢力争いが激しくなって来た。庭はただただ自然任せに植物をモリモリやワサワサさせればいいってわけではないと思ってる。もちろん人為的な部分が優っていても硬く感じたり心地よく感じられないだろうし、実付きや花付きも考えておきたいところ。平屋の庭は狭いところにカナリたくさんの植物を植えているのですぐに窮屈になってしまう。
だからちょっとした箇所の剪定が必要になってくるんです。

丸で囲ったレモンバームの調子がすこぶる良い。そのため隣にいるお茶の木を飲み込んでるし、足元にいるニラなんて姿が全く見えない。レモンバームが高すぎる+茂りすぎで奥行きが無くなってしまっている。

近くに寄ってみる。レモンバームが色んな植物の邪魔をしている。しかも奥が見えない。。ニラも植えたはずなのにどこへ行ったか分からない状態。

レモンバームを低く押さえ込み幅も縮小した。これでお茶の木のシルエットが見えるしニラが姿を現した。

縁側から確認すると奥行きも出て来たから良い感じ。

続いて、レモンの箇所剪定

レモンは実や花のために光合成がたっぷりいるので葉を少しでも多く残してあげたいなって気持ちがある。けれど他の植物たちにおおいかぶさってるところは見過ごせない。

このレモンの伸び方は分かりやすい。写真左に軒があり右側は太陽がしっかり当たる。そりゃ右側にどんどん伸びていくのはわかる。でも足元にある僕の好きなアナベルや冬に植えたクランベリーの邪魔をしている。

そこでアナベル上空の枝を剪定することに

剪定するポイントは上の写真のように主幹から外側に向いた芽を残して切る。予備芽は葉の付け根に葉の向きと同じ方向にできる可能性が高いので、葉の向きを見れば芽の向きが分かりやすいと思う。

芽が付いている葉の付け根や枝分かれしている分岐部で切ると、美観的バランスや今後の成長で伸びてほしい方向にいく可能性が高くなる。

上のような都合のいい枝がない場合は、枝の途中の芽で切る。

こんな感じに主幹の外向きの芽を残して切る。切口は地面と水平に切ると見た目が良い。

ただ、こういう枝先を止める切り方をすると、手前の芽たちから色んな方向に枝が出てくる可能性は高くなる。

昨年途中の芽で切った写真。枝先と止められた枝はこういう感じに色んなところから伸びだす。いらない枝は後々切って伸ばしたい方向だけ残せば良い。

切り終えたレモン。立ち姿も整ったし、アナベルの上空にすっぽり穴が空いて伸びる余白が来てた。

他の植物もちょこちょこっと剪定して個々の居場所を確保してあげる。

縁側から。レモンバームを下に押さえ込んだので、他の植物たちが姿を現したし奥行きがでてきた。点マルの右側にあるアナベルの壁が気になるけど花が咲くまではそのままにしておきたいので、切りたいけど我慢我慢

最後に

春の芽吹きから植物たちはグググっと一気に枝葉を伸ばし始めた。庭の空間は植物たちにとって勢力争いの場であって仲良く座っているわけにはいかないのが現実。ぼーっとしていればたちまち他の奴らにおおい被され日光や水の確保をさえぎられてしまう。最悪敗北を迫られ枯れてしまうことなんてザラにある。
植物の世界は弱肉強食がはっきりしている。森に入れば高木が足元の光をさえぎり、光がもらえなくなった奴らは枯れて姿を消すしかないだろう。高木もツル性植物に巻きつかれおおい被されてしまえば枯れることもあるだろう。
そう考えると高・中・低木・下草・ツル性植物が共存してる庭はものすごく人為的に作られた空間だと言えると思う。自然界で隣同士にはいられない植物たちを共存させて、植物の勢力争いにハサミを入れて力のバランスを整える。中立的というか御庭番て名前が似合うかもしれないなぁ。

御庭番、これも僕たち庭師の仕事の一つですかね!

定点写真18。剪定・虫対策など手を入れることが多くなってきた。おまけに収穫や受粉作業もあるし平屋の庭は忙しくなって来ました。

GREEN SPACE 若手庭師 中山 智憲

GREEN SPACE HP
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2016年創業。海とタコと本のまち「兵庫県明石市」の出版社です。writes.right.light「書く力で、まっすぐに、照らす」を合言葉に、ジャンルにとらわれず本をつくっています。 https://linktr.ee/writes_p

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ライツ社の周りにいる、普段は作家でもなんでもない(でもとてもおもしろいことをしている)みなさんの記事を連載。 2018年12月現在の連載タイトル ・「世界のお菓子(食)を巡る旅」菅野つばさ ・「平屋私庭日記」大阪の若手庭師 中山智憲
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