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ニューヨークで100年続く老舗にあった、「完璧なステーキ」|世界のお菓子(食)を巡る旅#5

ニューヨークにやってきた。
アメリカ自体はキャンピングカーで横断したことはあるものの、実質初めてのニューヨーク。

今までいろんな国を訪れてきたけれど、ニューヨークはほかの場所とは少し違う。存在感というか、踏み入れるのにちょっとした覚悟がいるというか、背筋が伸びる何かがあるのだ。

この旅を計画してから、ずっと行きたいと思っていた1軒のお店がある。それが「Peter Luger Steak House」だ。ニューヨークで1、2を争う老舗の人気店であり、平日でさえお店は常にお客さんでごった返している。

店の扉を開けると右手の壁には歴代の功績が張り出されていて、狭い通路を挟んだ左手には、新しい店では出せない重厚感を感じさせる素敵なバーカウンター。ここもまた、食事を終えた人たちや、席が空くのを待ちながら洋酒やカクテルを飲んでいる人でいっぱいだった。

入口で名前を告げて、待つこと1時間。店内に入ると空間も魅力的で、人気店である理由が伺えた。

そしてもうひとつ、ここには何度でも足を運びたくなる理由があった。それは、サーバーの接客の質の高さだ。堅苦しくなく陽気でフレンドリーな接客に、「料理をオーダーするよりも前に」わたしはこのお店に心を捕まれた。

テーブルに着き、早速インターネットに書き込まれていた情報を頼りに3人で2人前のステーキと副菜、そして赤ワインをオーダーした。期待を膨らませていると、パチパチと油の音がうしろから聞こえ、目の前に写真で見ていたあのステーキが運ばれてきた。


簡単な説明があったあと、それぞれのお皿にサーロインとフィレの部分を一切れずつサーヴしてくれた。

わたしが写真を撮っている間に待ちきれず食べはじめた友人のリアクションがすべてを伝えていたが、期待通り、いや期待以上にその味はわたしを感動させるものだった。

完璧。

外はカリっと高温で調理されていて、中はくどくならない適度な脂身。その完璧な焼き加減の技術のおかげで、見た目がいかつくても、ぺろっと食べられてしまう。もちろん日本の和牛も美味しいが、少なくともわたしが日本で「食べたことのないステーキ」だった。

ニューヨーカーが誇る名店。「Peter Luger Steak House」。

※ちなみに、カードは使えないのでご注意を。キャッシュのみというのも、100年以上続く老舗だからこそ頷けるうえに、そこにもまたこの店らしさを感じることができる。ニューヨークを訪れた際は、ぜひとも足を運んでいただきたい。


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2016年創業。海とタコと本のまち「兵庫県明石市」の出版社です。writes.right.light「書く力で、まっすぐに、照らす」を合言葉に、ジャンルにとらわれず本をつくっています。 https://linktr.ee/writes_p
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