10/28(水)百万年書房さんの連続トークイベント「いつもより具体的な本づくりの話を。」に出ます。
東京、田原町駅から徒歩2分の書店「Readin’ Writin’ BOOK STORE」にて出版社・百万年書房の北尾修一さんが企画するトークイベントが行われています。
毎回、北尾さんが注目する編集者を招き、実践的な本づくりのテクニックを聞き出す連続トークイベント「いつもより具体的な本づくりの話を。」。その第4回にお声がけいただき、ライツ社の編集長・大塚が出ます。
ちなみに残り座席2名!ご興味のある方はご予約を。
↑おかげさまで満席となりました!ありがとうございます。現在キャンセル待ちの受付をしております。
百万年書房の北尾修一さん
ライツ社の大塚
Readin’ Writin’ BOOK STOREの外観と店内の様子
■百万年書房とは?
百万年書房は北尾修一さんによって2017年9月1日に設立されたひとり出版社。ライツ社が2016年9月7日設立なのでちょうど1年違いですが、代表の北尾さんは長年第一線で活躍してきた超ベテラン編集者です。
北尾修一(きたおしゅういち)
1968年京都府生まれ。1993年に株式会社太田出版に入社、最初に編集見習いとして担当した著者は、ビートたけし氏。1999年~2003年まで雑誌『Quick Japan』で編集長を務めたのち、2006年から松尾スズキをスーパーバイザーに迎えた文芸誌『hon-nin』を立ち上げ、全12冊発行。2017年に独立し、出版社「百万年書房」を立ち上げる。
百万年書房のHPに太田出版在籍中に担当した書籍が挙げられていますが、すごいラインナップです。例えば森見登美彦さんの『四畳半神話大系』、坂口恭平さんの『ゼロから始める都市型狩猟採集生活』など。
百万年書房を設立後、現在まで17冊の書籍を発行。2020年には『ガチガチの世界をゆるめる』(著・澤田智洋)、『70歳からの世界征服』(著・中田 考、田中真知、矢内東紀)、『使ってはいけない言葉』(著・忌野清志郎)など、話題の書籍を刊行しつづけています。
■大きな話NG。小さなこだわりを話そう
百万年書房の北尾さんはイベントにこんなコメントを寄せています。
この先、これまでの出版業界が壊れることが確実な2020年だからこそ、「業界」の話ではなく具体的な本づくりの現場の話が聞きたいし、したい、と思いました。
つまり、この会では大きな話はNGです。日々の本づくりの小さなこだわりに着目して、そこをぐぐーっと掘り下げていきます。
具体的に言うと、「いつも良い本・雑誌を作っているなあ」と私(=百万年書房・北尾修一)が注目している編集者を毎月ゲストに迎えて、その仕事のディテールに着目し、同業者だからこそできる質問をぶつけて、実践的な本づくりのテクニックを聞き出す会にします。
同じ映画を観ても実際に映画を撮っている人じゃないとわからない楽しみ方や、同じ料理人じゃないと気づかないシェフのこだわり、そんなものはどの職種にもきっとありますが、その編集者ヴァージョンみたいな会になれば、と考えています。
毎回のゲストや取り上げる本は「現役」「現在進行形」がマストです。私の中でレジェンドとなっている編集者や過去のベストセラーはいくらでも思いつきますが、今回のシリーズでは外します。
つまり、結果として現役編集者の人たちが翌日から仕事に役立つ話が聞ける会になるのではないかな、と。
ただし、その結果、「プロ編集者限定」「一見さんお断り」の会になるとは考えていません。著者、デザイナー、校正者として本づくりに関わりたい人や、将来編集者を目指す人にとっても、この会で交わされる実践的な話はヒントになるはずです。
で、最後に。 これは個人的なことですが、ひとり出版社なんか立ち上げてしまったもので、最近は資金繰りや在庫の数を考えることの方が多くなりつつある今の私にとって、結果的にこれが月に一度のリフレッシュ&友だちづくりの機会になるといいなー、という「一石二鳥」も密かに狙っています。
■イベント概要
ゲスト:大塚啓志郎(ライツ社 代表取締役/編集長)
聞き手:北尾修一(百万年書房代表)
日 時:2020年10月28日(水)開場18:30/開演19:00
会 場:Readin’Writin’ BOOKSTORE(東京メトロ銀座線田原町徒歩2分)
参加費:1500円
ご参加をご希望の方は、お名前、連絡先を明記のうえ、readinwritin@gmail.comまでお願いします。