アルプス乙女りんごコンポートづくり|平屋私庭日記#31
収穫を終えたアルプス乙女りんごでコンポートをつくってみた。僕は料理があまり得意ではない。人はよくクックパッドに書いてる通りに作れば良いって言う。それが出来ない。今回はそんなコンポートのお話を。
アルプス乙女りんご
前回の記事で収穫について書いたアルプス乙女りんご。今年の1月に植えたので今季が初の収穫になる。卸屋さんで買ってきた果樹は一年目がなりやすい。樹木たちは卸屋さんの畑に植えてあるところからスコップで掘り起こし運びやすいサイズにして出荷される。
僕の考えではその掘り起こす際に根っこが切断されて樹木が生命の危機を感じるのではないかと思う。危機を感じた樹木は子孫を残そうと花を多く咲かせ種がたくさん増やせるようにする。だから一年目はたくさん実がなりやすいのだと思う。
卸屋さんから購入した際の写真。だいたいこれくらいの根鉢サイズで出荷されるけれど、背の高さを考えると根の先端はもっと外側にあったと思う。(今年の1月19日撮影)
植物が危機を感じたと言っても枯れるわけではないし、根を少し切られたくらいでダメになるやつはそうそういないと思う。そうじゃないと卸屋さんから出荷出来ませんしね。
平屋は虫が少なく感じるので受粉の確率を上げるために人工授粉を。何度この写真を見てもりんごの花は純白でキレイだなぁ
写真の枠内だけでもたくさんの花が咲いているけれど、実際に収穫できたのは12個。それだけ整理落下や授粉失敗などが樹木自身によって行われているんだろうな。
コンポート作り
そのまま食べても美味しかったけれど、せっかくなので何か一手間加えたい。そこでクックパッドで調べたところ一番簡単そうだったのがコンポートだったので作ってみることに。
収穫したアルプス乙女りんご。ツヤツヤしてるし小さくて真っ赤な姿は本当にかわいい!
これは来年もたくさんなってほしいなぁ、
色々コンポート作りの記事があったんですが皮をむかない方法のものを選んでみた。てんさい糖と絡まり始めたリンゴはツヤが出てきてより鮮やかに!
しかし、ここから予想していなかった急展開に。。
めちゃくちゃ亀裂が入り出す。クックパッドの記事ではこう言う風になってないのに。。大丈夫だろうか。。
不安になり記載されている時間よりさらに煮詰めてみることに。
完成!なんか違う気がする。。これは失敗した予感がする。。
帰ってきた妻に見せると「ゾンビりんごやん!」って笑われ「まぁハロウィーンやから良いじゃない!」と言う慰めの言葉をもらう。それから調理方法について説明すると何故皮をむかなかったのか、記載の通りの手順や調味料を使わないのか!?1年間世話してきたリンゴをむげにしてる!などなど散々言われてしまいました。。
どうしても記載の調理方法通り作らないのが僕。あかんのは分かっているんですけど、やめられないんですよね。。
でも食べてみるとそこそこ美味しかったし、ちょうどハロウィーンだったし良しとします!
最後に
今回は収穫したアルプス乙女りんごでコンポートをつくってみた。ゾンビりんごになってしまったけど、こんな経験をさせてくるのもエディブルガーデンがあってこそですね。来年も収穫できたら、今度は妻に作ってもらおう。。
定点写真#31。今期全ての収穫がこれで終わった。季節も肌寒くなって来てなんだか寂しく感じてしまう。そう思ってるとツワブキの花が咲き始めていました。冬が来るのかぁ
独立のご報告
私ごとですが、バイト時代も含め5年半勤めた作庭集団グリーンスペースを退職し、造園事務所を独立開業する運びとなりました。
屋号は「園園」(えんえん)です。
庭と建築、庭と暮らし、庭と街並み、
それぞれを園と見立て、園と園が重なる間に立ち
時代とともに変化していく庭と寄り添っていければと考えます。
ここからが庭師 中山として本当の始まりです。気負わず、焦らず、楽しんで、これから出会うひとつひとつの庭としっかり向き合い、手掛けていければと思います。
皆さま、どうぞよろしくお願い致します!
園園. 庭師 中山智憲
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出版業界を新しくしたい。もっと良くしたい。読者と、書店と、友達のような出版社でありたい。「本ができること」を増やしたい。いただいたサポートは、そのためにできることに活用させていただきます。