見出し画像

庭師の独立|平屋私庭日記#32

令和元年11月1日、庭師として独立開業致しました。庭師の独立ってどうなるの?どうやっていくの?土地は?道具は?などなど僕が経験している独立の今を書いていきます。

画像1

庭師の独立

以前まで僕は庭師が独立するためにはたくさんのハードルを越えなければならないと考えていました。
「仕事を頂いてくる・庭をデザインする・作庭・管理に周る・経営・会計・資金巡り・倉庫・道具・トラック・人員・植木管理の土地。。」その他諸々必要なモノ・コト・知識経験が大量に必要だし、それを全て揃えるなり整えるなりの準備が出来てからじゃないと独立は無理だと思ってた。

でも独立した今は何かがなくても何とかなるものだなって思います。もちろん全て大切だしあるにこしたことはない。でも石川県から出てきて(妻も四国出身の府外者)平屋賃貸で暮らす僕には土地も倉庫もトラックも道具ももちろん無い、まさに何もない一からの始まりです。一番大切なのは一人でやっていくって気持ちを固めることかも。

収入源

生きていくためにはお金が必要になって来ます。
ありがたいことに少しずつ作庭やお手入れのご依頼をいただいています。まだ実績が無いにも関わらずありがたいことです。一つ一つしっかり寄り添っていきたいです。

画像2

現在、兵庫県御影にて珈琲屋さんの庭づくりが進行中!また完成すればお披露目しますね!

ただ、まだまだそれだけでは生きていけないのが現実。自営とはいえ毎月経費がけっこうかかってきます。。

たまに聞かれるんですが、「元々働いてた会社があるんだからそこからお客さんをいただくとかがあるのでは?」と思われる方もいるかもしれません。確かにそういう会社もあるのですが、僕の場合は一切なしで出ています。
その代わり年末年始はお手伝い(下請け)に呼んで頂いてます。それだけでも感謝です。

職人の業界には「応援」と呼ばれている日給システムがある。人手が欲しいときに手伝ってもらう、時間が空いてる時に呼んでもらうという助け合いです。
もちろん呼んでくださる方が必要とする能力・職人技が必要になってきます。ありがたいことに業界の先輩方が応援で呼んでくださります。本当に感謝です。

道具と倉庫

僕は土地も建物も道具も所有していません。ですのでシャッター付きガレージを借りてそこに全てのものをしまってます。最低限の場所と最低限の道具たち。
ありがたいことに業界の先輩たちから大切な道具をたくさん譲って頂きました。

画像3

今所有している道具の9割は頂きモノで金額にすると大変な額になります。道具以外にも独立資金はけっこうかかるので本当に助けて頂きました!

植木屋のセオリー

植木屋のセオリーといえば土地・倉庫・クレーン付トラック・軽トラ。。大きなモノを所有しなければならないと言われています。
僕はその必要と言われるものが本当に必要なのか?改めて考え直したいと思いました。そこでいったん「何も持たない」を念頭において本当に必要なものは何なのか、しっかり吟味してから所有していこうと考えてます。
(※高価なものは自宅に持ち帰ってます。倉庫荒らしの被害届を前職(警察官)でたくさん書いてきたし用心はしておいて損は無いかなと。)

屋号「園園」えんえん

屋号は「園園」(えんえん)に。

庭と建築、庭と暮らし、庭と街並み、庭と人、それぞれを園と見立て、園と園が重なる間に立ち時代とともに変化していく庭と寄り添っていければという思いを込めました。

・その他にも18歳で関西に一人で出て来て、人の縁と縁があったからここまでこれてる。その縁を園とかけて。
・自分流のこれがしたい、ではなく。お客さんに合わせてつくる。けどそれは自分が無いわけではない。あくまでもニュートラルに構えたいからシンプルに園しか名乗らないことに。
・えんえん→永遠、にも聞こえるかなと。庭は永遠の普遍性を追い求めて行きたい。

こんな思いを込めています。

屋号はグラフィックデザイナーparagramの赤井佑輔くんが一緒に考えてくれました。業界が違う方にディレクションしていただくと、考えていない角度から案を出して来てくれます。お陰さまで良い屋号が出てきました!

画像4

独立してこれから感じて行くであろうことを、またここでも書いていけたらと思います。

最後に

「庭をデザインしつくること、庭をお手入れでデザインすること。」
これが園園としてやっていきたいことです。
その為にこれから出会う庭一つ一つとしっかり向き合い手がけて行きたいです。

守備範囲は全国どこでもお声がけ頂ければいきます!是非ぜひ庭のことは園園まで。

画像5

画像6

定点写真#32。平屋の庭ではツワブキが咲き始めた。この黄色い花が平屋の冬の始まりを教えてくれるサインになっている。

園園. 庭師 中山智憲
Mail info@enen-landscape.com
Instagram @enen_nakayama
note @green_s_nakayama


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

出版業界を新しくしたい。もっと良くしたい。読者と、書店と、友達のような出版社でありたい。「本ができること」を増やしたい。いただいたサポートは、そのためにできることに活用させていただきます。

2016年9月7日に創業しました。まだまだヒヨッコです
26
2016年創業。海とタコと本のまち「兵庫県明石市」の出版社です。writes.right.light「書く力で、まっすぐに、照らす」を合言葉に、ジャンルにとらわれず本をつくっています。 https://linktr.ee/writes_p
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。