夏の明石でブックフェア「明石な人たちの一冊」がスタート!
こんにちは、本のまち・明石の出版社ライツ社です。
明石市では、まち全体で本に触れる機会を増やし、本のある文化のまちづくりを目指しています。
そこで企画したのが今回のブックフェア「明石な人たちの一冊」です。
明石に住む人、明石で働く人、明石が好きな人、明石に関わる方々にお勧めの本を選書して頂き、本屋さんでコメントPOPを付けて展開したら、いろんな本や人を知ることができておもしろそうだ。本に触れる機会を増やすと同時に、当フェアを通じて新しい角度から明石を知ってもらおう、という趣旨です。
夏休み期間中の1ヶ月間、8月12日まで、ジュンク堂書店明石店さまで開催中です。好評であれば期間延長されるかもしれません。
多くの方に選書していただいた結果、こうなりました!
レジ横の話題書コーナーにみなさまの選書がずらり
POP・パネルはすべて手作り
すべての本に手書きPOPのコメント付
どのコメントも熱がこもっています
中にはかなり凝ったPOPを作ってくれた方も
手描きのタコからも気合が伝わります
明石の商店街などのお店の方、漁業関係者、近隣の書店、応募してくれた明石市民の方々など、約60名の「明石な人たち」が参加し、これぞ!という一冊を紹介してくれています。
▶︎例えばこんな選書がありました
料理人の推薦する本
天ぷらの全仕事
著:近藤文夫
前職のフレンチ料理ジョエルロブションに いた際、お客様とよく通った、 銀座 天ぷら近藤が出した料理本でして 普段よりお店で行なっている仕事を本にまとめたものでして、レシピや食材の下ごしらえなど、 何も隠さずありのままをまとめた本になっています。 ミシュラン東京で2つ星を獲得し続ける名店ですが、この本を通して色々な方が美味しい天ぷらを作れる様になれば良いと思うと笑顔で楽しそうに話される近藤さんの人柄とお料理が素晴らしい。 色々な方に読んで真似していただきたい 大好きな料理本です。
大人もこどもも楽しめる本
うなぎのうーちゃんだいぼうけん
著:くろき まり
ウナギの一生の絵本です。3歳の娘のお気に入りでした。
図書館で遭遇したのですが、穏やかなうーちゃんの顔と、めぐる四季の優しい絵。うーちゃんは自分と同じ全長1mで女の子に親近感をもったのか2ヶ月以上も借りていました。
太平洋からの大冒険ではありますがソフトなストーリーと優しい絵が魅力的です。
ご縁でしょうか描かれているのは明石出身の方のようです。
3ヶ月近く借りていたので更新が大変になり購入しましたが、途端に読まなくなってしまいました。
しかし大人も楽しめる絵本と思いますので、よければ、読んでみてください。
50年愛され続ける本
デブの国ノッポの国
著:アンドレ モロア
私を本好きにしてくれた最初の一冊。地下へのエスカレーターで全く違う世界に紛れ込むストーリーに引き込まれて読みました。父が買ってくれたこの本は、50年経った今も本棚にあります。
設置中も多くの方が足をとめて本を手に取ってくれる姿があり、開始から3日ですでに完売してしまった本もありました(再入荷中)。活気溢れる本棚にまちのみなさん想いが詰まっています。
担当の書店員さんからもこんな嬉しい言葉をいただきました。
「本がまったくかぶっていないのがすごい。はじめる前はセレクトがすごくかたよるんじゃないかと思っていましたが、本もジャンルもこれだけバラバラになるとは思いませんでした。一人一人の思い出の一冊だからですよね」
どんな人がどんな本を紹介しているのか、ぜひ直接ジュンク堂書店明石店に遊びに来て、見てください。きっと明石の違った一面を発見できると思います。