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ライツ社 航海日誌

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わたしたちライツ社の挑戦自体が、出版業界の明るいニュースになればと思っています。このマガジンではライツ社の普段の活動から、印象的なトピックスを公開していきます。「本」に関わるお仕…
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記事一覧

ありとあらゆる人の力を借りてでも、こどもたちに、本気のミステリを届けたかった

ありとあらゆる人の力を借りてでも、こどもたちに、本気のミステリを届けたかった

こんにちは。
ライツ社でこどもの本の編集をしている感応(かんおう)と申します。
 
少し自己紹介をしますと、新卒で大手児童書出版社に入社し関西地方の営業と児童書編集、その後、老舗児童書出版社へ転職しました。2社目では子ども向けの月刊誌や漢字字典、保育者向け専門雑誌・書籍の編集などをしていました。

20年ほど児童書出版社に勤めたのち、2年半前に東京から関西に引っ越して、ライツ社に入りました。

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1人の写真家が教えてくれた、出版社の存在理由

1人の写真家が教えてくれた、出版社の存在理由

世界中の民族を撮影するフォトグラファー、ヨシダナギさんが第2弾となる最新ベスト作品集 『HEROES 2.0(仮)』の製作を開始。自身初のクラウドファンディングを実施しています。この挑戦をライツ社が応援する理由とともに、担当編集者である大塚とヨシダナギさんのこれまでの経緯を記録します。みなさまの心に、彼女の想いが届くことを願って。

「だから、信頼できた」と彼女は言ったヨシダナギさんと、そのマネー

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【募集終了しました】ライツ社の出版営業を募集します

【募集終了しました】ライツ社の出版営業を募集します

「write,right,light.」 書く力で、まっすぐに、照らす。を合言葉に、 明石から全国へ本を届ける出版営業を募集します。本はもちろんですが、姿勢も含めて、ライツ社全体に共感してくださる方といっしょに働きたいです。よろしくお願いいたします。

●募集要項仕事内容:出版営業

応募条件:中途採用(基本的なPCスキルをお持ちの方)
【歓迎】対面営業の経験のある方
【歓迎】出版業界での職務経験

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書店員さんがいなければ作れなかった、届かなかった本がある

書店員さんがいなければ作れなかった、届かなかった本がある

2024年4月10日、本屋大賞の結果発表がありました。

大賞は、宮島未奈さんの『成瀬は天下を取りにいく』。そして『放課後ミステリクラブ』(作・知念実希人 絵・Gurin.)の結果は、第9位。大賞とはなりませんでしたが、児童書で史上初の快挙となる「本屋大賞ノミネート」という結果をいただきました。

本屋大賞とは、全国の書店員さんが投票で「今いちばん売りたい本」を決める賞。「本が売れない時代」と言わ

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【8/14午後3:30】はじめてライツ社の本がテレビ番組になりました!『認知症世界の歩き方』

【8/14午後3:30】はじめてライツ社の本がテレビ番組になりました!『認知症世界の歩き方』

2021年9月に発売した『認知症世界の歩き方』(15万5,300部)が
NHK Eテレでテレビ番組化されることになりました!

パチパチパチパチ!

いったいどんな映像になるのか、いまから楽しみです。

本で紹介しているのは例えばこんな出来事

『認知症世界の歩き方』は、まるで「ご本人の頭の中を覗いているような感覚」で、認知症のことを楽しみながら学べる一冊です。
認知症のある人が経験する出来事を、

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認知症について書かれた本が、ビジネス書グランプリのリベラルアーツ部門賞

認知症について書かれた本が、ビジネス書グランプリのリベラルアーツ部門賞

「読者が選ぶビジネス書グランプリ2022」において、ライツ社の『認知症世界の歩き方』(著 筧裕介)が「リベラルアーツ部門賞」を獲得しました。

『認知症世界の歩き方』の総合順位は4位。『マイノリティデザイン』はイノベーション部門で2位、総合9位となりました。総合グランプリは『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』でした。

認知症世界って、ぼくらの世界の地続きで、だれにでもあること著

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ライツ社の出版営業募集に、69名からのご応募がありました。

ライツ社の出版営業募集に、69名からのご応募がありました。

年末に呼びかけた募集ですが、大変ありがたいことに69名もの方からエントリーをいただきました。とても素直に驚いています。

編集者ではなく、出版営業というニッチ?な職種に、これだけの方がご応募くださったことはとてもうれしく、これからの励みになります。この場をお借りして、御礼申し上げます。
エントリーフォームを何度も読ませていただきました。これから社員みんなで話し合い、お会いしたいと思った方にご連絡し

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この5年間で届いた感想ハガキ、1000枚

この5年間で届いた感想ハガキ、1000枚

2022年となりました。

そして、実はこっそりライツ社にとって、昨年は5周年イヤーでした。2016年の創業から始まってひと区切りの5期目を終え、6期目を迎えるにあたり、応援してくださった感謝の気持ちを込めて、この5年を年表形式で振り返りたいと思います。

1期目2016年9月 創業
2016年11月 取次との口座開設
2016年12月 第1弾書籍『大切なことに気づく365日名言の旅』出版
201

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【〆切済】 ライツ社の出版営業を募集します。

ライツ社は、2016年9月に創業した、創業6年目の新しい出版社です。拠点は、タコと明石焼きで有名な兵庫県明石市にあります。

これまでの刊行点数は33点。うち、10万部以上が2点、5万部以上が3点、2万部以上は7点。そして、重版率は67%です。料理レシピ本大賞2020大賞をはじめ、各ジャンルの書籍グランプリを3度、受賞しています。

実用書、ビジネス書、芸術書、文芸エッセイ、コミック、医学書、地図

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ジュンク堂明石店「5周年おめでとう。レジ横の棚(一等地)、使っていいよ」フェア

ジュンク堂明石店「5周年おめでとう。レジ横の棚(一等地)、使っていいよ」フェア

2021年9月7日、ライツ社はひっそりと創業5周年を迎えました。

でも、とっても心やさしい地元の「ジュンク堂書店明石店」さんが「レジ横の棚(一等地)を使っていいよ」とのことで、大々的に「ライツ社わたしの愛読書」フェアを開催しています。

どーん!!

このフェアではいままでライツ社がお世話になったみなさんに、ライツ社の本から1冊ずつ“愛読書”を選書してもらいました。

たとえばこんな選書がありま

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カメラマンはホームレスのおっちゃんたち!写真集出版で支援の輪を広げたい。

カメラマンはホームレスのおっちゃんたち!写真集出版で支援の輪を広げたい。

世の中にある誤解や偏見をなくしていくために。「彼らの世界を見る視点」が「世界が彼らを見る視点」に変化を与えることを願って。
大阪で暮らすホームレスのおっちゃんたちが「写ルンです」で撮影した写真集を実現するため、ご支援と拡散のご協力を、ぜひお願いします。

3/23に大阪の認定NPO法人Homedoor(ホームドア)と写真集の出版クラウドファンディングを立ち上げました。私たちは本が持つ可能性を少しず

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おそらく出版社の中でもっともnoteに特化したHPが誕生しました。

おそらく出版社の中でもっともnoteに特化したHPが誕生しました。

先日、ライツ社のHPをリニューアルしました。

ぜひリンクから飛んでみてほしいんですが、結論から言うとnoteとの親和性が格段に上がりました。

書籍ページからnoteに書けます

書籍の紹介ページでは、表紙などの画像がダウンロードができ、「noteに書く」のボタンを押せば、すぐにnote編集画面に飛びます。

こんな感じでnoteにログインしていれば、すぐに下書き編集画面に飛びます。

ちなみに

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【オンライン】文化通信11/19とnote11/25に登壇します

【オンライン】文化通信11/19とnote11/25に登壇します

ありがたいことに文化通信社さんとnoteさんからお声がけいただき、11月に2つのトークイベントに出演します。

●11月19日(木)〈文化通信セミナー〉重版率60%のライツ社に見る出版社の可能性マスコミ業界を専門に扱う業界紙「文化通信」さんが開催するセミナーに、おそれ多くも講師としてお呼ばれしてしまいました。創業からのことを赤裸々にお話しする予定です。

〈文化通信ページより転載〉ーーー
重版率6

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編集者と料理研究家が交わした、たった1つの約束

編集者と料理研究家が交わした、たった1つの約束

料理レシピ本ジャンルの「本屋大賞」2020年9月8日(火)、「料理レシピ本大賞 in Japan 2020」が発表され、ライツ社の『リュウジ式 悪魔のレシピ』が大賞に選ばれました。

この賞は、全国の書店員の投票によってその年の「BEST料理本」が選ばれるもので、「本屋大賞」のレシピ本版のような賞です。

創業4年、社員数5名、兵庫県明石市の小さな出版社の本を、大賞として選んでいただけたこと。書店

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