広告コピーが「ずっと読まれる」理由とは? ー『0才から100才の広告コピー』によせて
これは『0才から100才の広告コピー』という本の書評なんだけど、ちょっと最初に告白しとくと、私は広告というものが……そんなに好きじゃなかった。
だって自分の買うものは自分で決めたい。面白いドラマの合間に入るCMも、パソコンの画面にちらちらうつる宣伝バナーも、電車でやたら脱毛と英会話を喚起するポスターも、必要ないよ、と思ってしまう。欲しくないものがざらりと視界に入ってくるのはストレスだ。ほら買いたいだろ、って言ってくる広告たちには、そう言うきみたちはこの商品を欲しいと思ってん