今はもうない、とある姫路の本屋さんのお話
ある日、ライツ社に届いた物語。それは今はもうない、とある姫路の本屋さんのお話。
作者の清水さんはこう手紙に書いてくれていました。
小さな子供からお年寄りまで国籍問わず色々な世代の人たちがやって来ました。
本屋がメインではありましたが、カフェバーやギャラリーを併設していたのは、お客さん同士の交流の場でもありたいと思っていたからでした。
様々な価値観を持った人同士がおしゃべりをする場所があれば楽しいと思ったのです(というのは建前で、自分が楽しみたかったのが本音です)。
送らせていただいたのは、その人達のことや、彼ら彼女らの店での交流を書いたものの一部です。
まとめてみると何かに使えないだろうか、と思い送らせていただきました。
「本屋さんで人がつながる」。そんなテーマが素敵だと思い、「明るい出版業界紙 」で、新聞小説のような形で連載させていただくことになりました。
挿絵について
挿絵は柊有花さん。「ライトな出版業界紙 on note(β)」の考えに賛同いただき、挿絵を担当くださることになりました。
柊さんは神奈川を拠点にされているイラストレーターで、装画、挿絵、web、イベントビジュアルなど幅広く活躍。本屋大賞を受賞された瀬尾まいこさんの装画も手がけています。
今回は「はじめに」を公開します。
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次回から本編がはじまります。さまざまな登場人物がおりなす物語をお楽しみに。
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