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ライツ社のnote、新しい3つの企画をスタートします【くわえて2周年のご挨拶】

先日、ライツ社のフォロワーが2万人を超えました。これって武道館がいっぱいになった数より多いんですよね、すごいことです。フォローしてくださったみなさま、ありがとうございます。

ライツ社は兵庫県明石市にある小さな出版社です。創業は2016年9月7日。今日で設立から丸2年が経ち、3期目がスタートします。(TOPの写真は、先日2期目の打ち上げをした時の写真です。社員4人と、その家族みんなで、明石の老舗店でお寿司をいただきました。)

そして、創業2周年の今日、note上で3つのマガジンをスタートすることを発表します。

3つのマガジン

1.「いちばん新しい出版社の作り方」(有料マガジン)
ライツ社は、いま日本でいちばん新しい出版社の1つです。出版不況と言われる時代にゼロから出版社を設立した経緯や裏側の話。そもそも、どうすれば出版社をつくることができるのか。
これから出版業を営んでみたいという方の参考に少しでもなるよう、「資金の借り入れ」から「取次との契約」まで、できる範囲で数字なども包み隠さず、お伝えしていきます。

2.「note上の書店業界誌」(無料共同マガジン)
不況だからと言って、「ダメだ」「大変だ」という愚痴のようなニュースばかり流しても何も生産性はありません。しかしその中で、大雨の夜を照らす光のように、新しい実験や誠実な取り組みをしている書店はたくさんあります。そこで、現役の書店員さんと一緒に、店舗での取り組みや業界を盛り上げるアイデアについて発信していきたいと思いました。

note上で書店業界誌をつくる利点は2つあります。

1つ目は、全国の書店員さんなら誰でも、どこにいても、いつでも、マガジンの共同運営者になることで、記事を執筆していただけるということ。
2つ目は、通常の新聞型の業界誌は「業界の人にしか読まれない」が、noteであれば「一般読書も読める」という点です。先日、弊社でもまとめた以下のような記事がたくさん増えていけばいいなと考えています。

紀伊國屋書店新宿本店で、12,000円の写真集が1ヶ月で270冊完売した理由
夏の明石でブックフェア「明石な人たちの一冊」がスタート!

noteを業界誌として使う、というやり方自体を実験的に試していければなと思います。

3.「ライツ社マガジン」
ライツ社が編集部となって運営する、いわゆるWEBマガジンです。わたしたちの周りにいる、普段は作家でもライターでもなんでもない(でもとてもおもしろいことをしている)みなさんの記事を連載していきます。

ライツ社マガジン

まずは3の「ライツ社マガジン」から段階的に公開していきます。

わたしたちは普段、出版社として書籍を作っています。その中で書籍にまとめるほどのボリュームはないけれど、おもしろい企画、役に立つお話にもたくさん出会います。「これ、おもしろいんだけど、発表する場は書籍ではないかもしれない」。そもそも、そんな企画は別の媒体で発表する方が活躍できるんじゃないだろうか。
ここで、それぞれの媒体のメリットを整理してみると(当たり前の内容ですが)

書籍
・1つのパッケージされた情報として届けられる
・時間を超えて、読んでもらえる

インターネット
・スピード感を持って、多くの人の目に届く
・印刷費など、大きなお金がかからない

それぞれの企画に合った方法でみなさんにお届けできたらと思った次第です。・・・と、なんだかそれっぽいことを言いましたが。

単純に言うと、わたしたちが日々暮らしている中で、「おもしろい!」「気になる!」と思った人のお話を、せっかくならみなさんにおすそわけしたい!と思ったので、やります。
たまたま、わたしたちの仕事が出版業で、いろんな人と会う機会があって、たまたま、得意なことが「おもしろいお話を編集して届ける」という作業だったから、です。(いまのところ、完全に編集者の趣味・嗜好が偏ったジャンルです)

これからスタートする連載たち

・愛媛の書店員・新井さんの「ひとくせ」あるブックガイド
旅するパティシエ・菅野つばささんの世界のお菓子を巡る旅
・大阪の若手庭師・中山くんが作るマイエディブルガーデンのレポート
・明石浦漁港が発案・われらが明石が誇る海街レシピ集
・ライツ社スタッフによる・明石と淡路島のおすすめグルメ

(食べることが6割を占めてますね)まずは1週間に1記事の更新ペースでスタートしていきます。

これからライツ社と連載を始めてみたい方も歓迎しますので、「われこそは!」という方はメッセージお待ちしています。

みなさま、どうぞお楽しみに!



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